消えない傷11話
朝・見通しの良い道をたくさんの若者たちが全く同じデザインの黒っぽい服を着て、
行列を自然とつくり、まるでアリの行進のようだ。
その群れの中で特に大きな体をした学生がいた。酒井だ。
酒井は昨日、誰もいない柔道部室で村田にされた行為のせいで肛門が少し痛い。
それ以上に自分が村田の行為を受け入れた事に戸惑っていた。
自分は変態なんだろうか?・・・いや、そんなはずは無い。あの時はどうかしていたんだ。
酒井が傷む尻に耐えながら歩いていると後ろから、ぞっとする声がした。
「よう、痛むか?」
・・・村田だ。酒井は焦りをなんとか抑えて挨拶をした。
村田は酒井よりも太っている。顔は意地悪い印象を見た者に与えたし、
実際、彼は優しい人間というよりは、悪党だった。
村田はニヤニヤしながら言った。
「なんだよ、元気が無いじゃないか。昨日の事なら心配するな。誰にも言わないから。」
酒井は警戒を怠らずに、しかし素直に少し安心した。
村田がもし、そんな事を言いふらしたら、もう学校に通えなくなる。
しかし喜んだのも束の間、村田は笑顔で続けた。
「ただし、条件がある。俺と今後もSEXするんだ。」
酒井は戸惑った。確かに村田との行為には快楽があった。
しかも酒井は人生でオナニーしか性的な行為を経験していなかったので
昨日の村田との行為は凄まじい快楽だった。だからあんな事をしていたら
アタマが変になってしまい、元の自分ではなくなってしまう気がした。
「返事はどうした?」
村田がニヤニヤしながら言った。酒井はほんの数秒だが深く葛藤した。
しかし答えはひとつだ。やはり学校生活をこんな事で失うわけにはいかない。
「・・・わかりました。」
村田は時代劇に出てくる悪代官のような汚い笑顔で笑った。
「そうか、そうか。じゃあ早速、今日の放課後に体育準備室で待ってるぞ
宜しくな!ははは」
先に進んでいく村田の背中を眺めて酒井の朝の憂鬱はさらに深くなった。
↓ ポチっとして押して、開いてくる窓を閉じる。
どうかよろしく m(._.)m お願いします。
行列を自然とつくり、まるでアリの行進のようだ。
その群れの中で特に大きな体をした学生がいた。酒井だ。
酒井は昨日、誰もいない柔道部室で村田にされた行為のせいで肛門が少し痛い。
それ以上に自分が村田の行為を受け入れた事に戸惑っていた。
自分は変態なんだろうか?・・・いや、そんなはずは無い。あの時はどうかしていたんだ。
酒井が傷む尻に耐えながら歩いていると後ろから、ぞっとする声がした。
「よう、痛むか?」
・・・村田だ。酒井は焦りをなんとか抑えて挨拶をした。
村田は酒井よりも太っている。顔は意地悪い印象を見た者に与えたし、
実際、彼は優しい人間というよりは、悪党だった。
村田はニヤニヤしながら言った。
「なんだよ、元気が無いじゃないか。昨日の事なら心配するな。誰にも言わないから。」
酒井は警戒を怠らずに、しかし素直に少し安心した。
村田がもし、そんな事を言いふらしたら、もう学校に通えなくなる。
しかし喜んだのも束の間、村田は笑顔で続けた。
「ただし、条件がある。俺と今後もSEXするんだ。」
酒井は戸惑った。確かに村田との行為には快楽があった。
しかも酒井は人生でオナニーしか性的な行為を経験していなかったので
昨日の村田との行為は凄まじい快楽だった。だからあんな事をしていたら
アタマが変になってしまい、元の自分ではなくなってしまう気がした。
「返事はどうした?」
村田がニヤニヤしながら言った。酒井はほんの数秒だが深く葛藤した。
しかし答えはひとつだ。やはり学校生活をこんな事で失うわけにはいかない。
「・・・わかりました。」
村田は時代劇に出てくる悪代官のような汚い笑顔で笑った。
「そうか、そうか。じゃあ早速、今日の放課後に体育準備室で待ってるぞ
宜しくな!ははは」
先に進んでいく村田の背中を眺めて酒井の朝の憂鬱はさらに深くなった。
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