ニクツキ 49
その日の放課後、相撲部の部室。
相撲部の部室内には何畳かの畳と
小さなテーブルがある休憩スペースがある。
桜井はそこで小さな丸い身体をさらに丸め、
胡坐(あぐら)をかいて座っている。
その容姿はまるで子供のようだ。
【池田が言ってた、相撲部にちょうど良い人ってどんな人だろぉ‥‥やっぱ強そうな人かなぁ……】
桜井はこれまでたった一人の相撲部として、
数ヶ月を過ごしてきた。
誰かを勧誘して来てくれるという
池田の言葉は半信半疑だが、やはり気になる。
ほどなくして、相撲部の横開きのドアが開く。
まるで自分の部屋に入るように、
ドカドカと部室に入ってきたのは池田。
その後には‥‥誰もいない。
一人なのかと桜井が思った直後に、
池田がドアの方に向かって大声で叫ぶ。
「おいっ!!何やってんだよ!早く入れよ!!‥‥ったく!!」
桜井は唖然としながら様子を見ていると、
ドアの向こうに制服を着た男子が立っている。
桜井と同じくらい背が低く、
太った男子生徒だ。
制服の白シャツがその生徒の
かなり大きな胸の形に膨らんでいた。
「あ、コイツ、篠原っていうんだよ。」
池田がそう言うと、
篠原は不自然な作り笑顔で、
ビクビクしながら小さく会釈をした。
「は、はじめまして‥ようこそ相撲部にぃ。」
桜井も少し緊張気味に挨拶をしたが、
池田の様子は緊張というよりも
怯えているようだった。
違和感を持った桜井が不審そうに
池田を見ると、少しばつが悪そうに、
金髪頭をかきながら池田が言う。
「俺のクラスの……よく弱そうな奴らにパシリとかに使われてるヤツなんだ。」
パシられてるって・・、
戸惑う桜井が改めて篠原を
見てみる。髪は自然な長さで、
顔は美形とまではいかないが、
とても幼くて、優しい顔をしている。
だが薄い眉が八の字に垂れて、
とても気弱そうな印象も受ける。
「まぁ、仕方ねーじゃん、それよかさ、
人数揃えねーとヤバいんだろ?
たしかに見た目は、いかにも
イジメられてそうな白ブタ君だけどさ」
池田が吐き捨てるように言うが、
当の本人、篠原は相変わらずの
引きつった笑顔で、ドアの手前に
立っている。それ程、暑くはないが、
丸い頬に汗が垂れている。
「ま、まぁ、入ってよ。」
桜井が促すと、ようやく篠原も
遠慮がちに部室へ入ってきた。
桜井はさっそく篠原に訪ねる。
「えっとぉ・・相撲の経験とかは
あるのかなぁ?どおして今回、
入部してくれる気になったのぉ?」
すると篠原は池田をチラチラと見たが、
答えようとしない。かわりに池田が言う。
「コイツはさっきも言ったけど、
クラスでもいじめられっ子だから
強くなりてーんだってよ。
で、相撲部に入れば
良いんじゃねーかって思ってさ。」
桜井は、なるほどぉ、と心の中で
呟きながら丸いアゴを数回上下に動かす。
「じゃあ、本当に入部するって事で
いいんだよね?やったぁ!!
ありがとう、よろしくね!!
そうだ早速、顧問の先生にも
教えてこないとぉ。」
そう言うと立ち上がり、
部室の出口へと駆けていく。
部室を出る前に振り返り、
「あ、そうだ。
体重を量っといてくれるぅ?
試合とかに出るようになると
体重別とかもあるし、
稽古のメニューも体重によって
違ってくるからぁ。」
子供ような無邪気な笑みで
そう言い残すと桜井は出て行った。
部室に残された池田と篠原。
ぼうっと立っている篠原を
池田がせかす。
「オイ、さっさと体重を測れよ。」
慌てて部室の隅にある体重計に向かい、
上に乗る篠原。
体重はちょうど100キロあたりで
針が行ったり来たりしている。
その様子を見ていた池田が
笑いながら言う。
「お前、チビのクセにやっぱ重いな~。
…あ、そうだ、体重量るときは
普通、制服は脱ぐだろ?脱げよ。」
篠原は制服を脱ぐ事に
恥ずかしさがあるのか、
白い頬が、みるみる赤くなっていく。
「オイ、白ブタ!!
恥ずかしがってんじゃねーよ!
早く脱げよ!」
池田が吠えると篠原は
意を決したようにシャツの
ボタンを外していく。
途端にブルンブルンとよく揺れる、
大きな二つの白い胸が露出した。
「すげー胸だな。女なんじゃねーの?」
池田が笑いながら言う。
実際、篠原の胸は小柄な身体の割に
大きく、筋肉というよりほとんどが、
脂肪の為にとても柔らかそうだった。
面白がって池田が鷲掴みして揉むと
篠原はくすぐったそうにして拒む。
「そういえば、お前がクラスの
冴えない男どもからも
胸を揉まれて遊ばれてるのを
見かけた事があるなぁ‥‥
しかし、こんなにすげー
揉み心地だったとは‥‥」
その大きな胸に、
すっかり池田の性欲を
掻きたてられていく。
「おい、体重を量るんだから
早くズボンも脱げよ……」
篠原は頬を赤くし、
ただ恥ずかしさを耐えながら
池田の指示に従うのだった。
相撲部の部室内には何畳かの畳と
小さなテーブルがある休憩スペースがある。
桜井はそこで小さな丸い身体をさらに丸め、
胡坐(あぐら)をかいて座っている。
その容姿はまるで子供のようだ。
【池田が言ってた、相撲部にちょうど良い人ってどんな人だろぉ‥‥やっぱ強そうな人かなぁ……】
桜井はこれまでたった一人の相撲部として、
数ヶ月を過ごしてきた。
誰かを勧誘して来てくれるという
池田の言葉は半信半疑だが、やはり気になる。
ほどなくして、相撲部の横開きのドアが開く。
まるで自分の部屋に入るように、
ドカドカと部室に入ってきたのは池田。
その後には‥‥誰もいない。
一人なのかと桜井が思った直後に、
池田がドアの方に向かって大声で叫ぶ。
「おいっ!!何やってんだよ!早く入れよ!!‥‥ったく!!」
桜井は唖然としながら様子を見ていると、
ドアの向こうに制服を着た男子が立っている。
桜井と同じくらい背が低く、
太った男子生徒だ。
制服の白シャツがその生徒の
かなり大きな胸の形に膨らんでいた。
「あ、コイツ、篠原っていうんだよ。」
池田がそう言うと、
篠原は不自然な作り笑顔で、
ビクビクしながら小さく会釈をした。
「は、はじめまして‥ようこそ相撲部にぃ。」
桜井も少し緊張気味に挨拶をしたが、
池田の様子は緊張というよりも
怯えているようだった。
違和感を持った桜井が不審そうに
池田を見ると、少しばつが悪そうに、
金髪頭をかきながら池田が言う。
「俺のクラスの……よく弱そうな奴らにパシリとかに使われてるヤツなんだ。」
パシられてるって・・、
戸惑う桜井が改めて篠原を
見てみる。髪は自然な長さで、
顔は美形とまではいかないが、
とても幼くて、優しい顔をしている。
だが薄い眉が八の字に垂れて、
とても気弱そうな印象も受ける。
「まぁ、仕方ねーじゃん、それよかさ、
人数揃えねーとヤバいんだろ?
たしかに見た目は、いかにも
イジメられてそうな白ブタ君だけどさ」
池田が吐き捨てるように言うが、
当の本人、篠原は相変わらずの
引きつった笑顔で、ドアの手前に
立っている。それ程、暑くはないが、
丸い頬に汗が垂れている。
「ま、まぁ、入ってよ。」
桜井が促すと、ようやく篠原も
遠慮がちに部室へ入ってきた。
桜井はさっそく篠原に訪ねる。
「えっとぉ・・相撲の経験とかは
あるのかなぁ?どおして今回、
入部してくれる気になったのぉ?」
すると篠原は池田をチラチラと見たが、
答えようとしない。かわりに池田が言う。
「コイツはさっきも言ったけど、
クラスでもいじめられっ子だから
強くなりてーんだってよ。
で、相撲部に入れば
良いんじゃねーかって思ってさ。」
桜井は、なるほどぉ、と心の中で
呟きながら丸いアゴを数回上下に動かす。
「じゃあ、本当に入部するって事で
いいんだよね?やったぁ!!
ありがとう、よろしくね!!
そうだ早速、顧問の先生にも
教えてこないとぉ。」
そう言うと立ち上がり、
部室の出口へと駆けていく。
部室を出る前に振り返り、
「あ、そうだ。
体重を量っといてくれるぅ?
試合とかに出るようになると
体重別とかもあるし、
稽古のメニューも体重によって
違ってくるからぁ。」
子供ような無邪気な笑みで
そう言い残すと桜井は出て行った。
部室に残された池田と篠原。
ぼうっと立っている篠原を
池田がせかす。
「オイ、さっさと体重を測れよ。」
慌てて部室の隅にある体重計に向かい、
上に乗る篠原。
体重はちょうど100キロあたりで
針が行ったり来たりしている。
その様子を見ていた池田が
笑いながら言う。
「お前、チビのクセにやっぱ重いな~。
…あ、そうだ、体重量るときは
普通、制服は脱ぐだろ?脱げよ。」
篠原は制服を脱ぐ事に
恥ずかしさがあるのか、
白い頬が、みるみる赤くなっていく。
「オイ、白ブタ!!
恥ずかしがってんじゃねーよ!
早く脱げよ!」
池田が吠えると篠原は
意を決したようにシャツの
ボタンを外していく。
途端にブルンブルンとよく揺れる、
大きな二つの白い胸が露出した。
「すげー胸だな。女なんじゃねーの?」
池田が笑いながら言う。
実際、篠原の胸は小柄な身体の割に
大きく、筋肉というよりほとんどが、
脂肪の為にとても柔らかそうだった。
面白がって池田が鷲掴みして揉むと
篠原はくすぐったそうにして拒む。
「そういえば、お前がクラスの
冴えない男どもからも
胸を揉まれて遊ばれてるのを
見かけた事があるなぁ‥‥
しかし、こんなにすげー
揉み心地だったとは‥‥」
その大きな胸に、
すっかり池田の性欲を
掻きたてられていく。
「おい、体重を量るんだから
早くズボンも脱げよ……」
篠原は頬を赤くし、
ただ恥ずかしさを耐えながら
池田の指示に従うのだった。